平成20年11月
 
検査実施料新規収載のお知らせ
 
 拝啓 時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
 平素は格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
 この度、平成20年10月31日付「保医発第1031002号」により下記の検査項目に検体検査実施料が新設されましたので取り急ぎご案内いたします。
敬具
 
*************** 記 ***************

■「検査実施料」の新規収載
検査項目名
実施料
判断料
診療報酬点数表区分
サイトケラチン(CK)19mRNA
     (OSNA法)
2000点
血液学的検査
125点
D006-7」WT1mRNA定量に準じて算定する。    
         *1
UDPグルクロン酸転移酵素遺伝子多型
     (インベーダー法)
2000点
血液学的検査
125点
D006-7」WT1mRNA定量に準じて算定する。    
         *2
1,25ジヒドロキシビタミンD3
 (1,25(OH)2D3)
     (ELISA法)
400点
生化学的検査Ⅰ
144点
D007」血液化学検査の「37」
         *3
 
1 :ア.サイトケラチン(CK)19mRNAは、区分番号「D006-7」WT1mRNA定量に準じて算定する。
    イ.サイトケラチン(CK)19mRNAは、術前の画像診断又は視触診等による診断でリンパ節転移陽性が
明かでない乳癌患者に対して、摘出された乳癌所属リンパ節中のサイトケラチン(CK)19mRNAの
検出によるリンパ節転移診断の補助を目的として、OSNA(One‐Step Nucleic Acid Amplification)法
により測定を行った場合に、一連につき1回限り算定する。

2 :.UDPグルクロン酸転移酵素遺伝子多型は、区分番号「D006-7」WT1mRNA定量に準じて算定する。
    イ.UDPグルクロン酸転移酵素遺伝子多型は、塩酸イリノテカンの投与対象となる患者に対して、
その投与量等を判断することを目的として、インベーダー法により測定を行った場合、
当該抗悪性腫瘍剤の投与方針の決定までの間に1回を限度として算定する。

3 :   「37」の1,25ジヒドロキシビタミンD3(1,25(OH)2D3)は、ラジオレセプターアッセイ法、RIA法
又はELISA法により、慢性腎不全、特発性副甲状腺機能低下症、偽性副甲状腺機能低下症、
ビタミンD依存症?型若しくは低リン血症性ビタミンD抵抗性くる病の診断時又はそれらの疾患に
対する活性型ビタミンD3剤による治療中に測定した場合にのみ算定できる。なお、活性型
ビタミンD3剤による治療開始後1月以内においては2回を限度とし、その後は3月に1回を
限度として算定する。
 
■適用期日
      平成20年11月1日より適用
以上


08-1129





一覧へ


福山臨床検査センター